第17回アジア・アフリカ都市計画究発表会 開催

 2021年度のアジア・アフリカ都市計画研究発表会(The 17th Conference of Asian and African City Planning)が、2021年12月19日(日)にZOOMを用いたオンラインおよび東京大学会場での対面とのハイブリッドにより開催されました。


 本会は日本都市計画学会の分科会であるアジア・アフリカ都市計画研究会が主催するものであり、2003年にアジア都市計画研究発表会(The Conference of Asian City Planning)として開始してから今回で17回目を迎えました。アジア・アフリカ地域をはじめとする途上国ならびに関連する日本の都市計画に関する研究成果報告とディスカッションを通じた研究・情報交流を目的とするものであり、論文、発表はすべて英語で行われました。日本の大学院所属の若手研究者の発表も多く、オンライン・対面で英語にて発表をし、かつ研究者同士の縦横のネットワークを築く機会にもなっています。近年のアフリカ地域を対象とする研究発表の増加をうけ、2017年にアジア・アフリカ都市計画研究発表会に改名されました。また日本人発表者や実務家の発表の増加がみられ、今後もより多様で活発な研究交流が期待されています。


 本年度はアジア(インドネシア、中国、パキスタン、シンガポール、カンボジア、日本、タイ、韓国、ネパール、中国、モンゴル)をフィールドとした計17本の投稿論文および計34名の研究者また実務家による研究発表がありました。



 内容は都市部に着目したものとして、産業発展や計画制度導入に関する事例研究、都市化に合わせた公共交通システム再編また公共空間整備の実態、道路歩行空間における活用状況、都市化と貧困地域の実情などが示されました。一方、地方部を対象とした研究では、集落構造や生活実態を明らかとしたものが報告されるなど、発表ジャンルは多岐に渡りました。また世界各地で発生している自然災害への対応事例として、日本に住む外国人や海外の都市や貧困地域に着目した研究も見られました。


 研究発表前のイントロダクションでは、城所哲夫研究分科会長より、去年の成果を踏まえ、コロナ禍を配慮したオンラインと対面方式のハイブリッドによる発表会の実施となったことまた今年度も貴重な発表の場が開かれたことなどについて、ご挨拶とともに述べられました。次に豊橋技術科学大学の小野悠先生からは、発表時間と会場に関するご案内をいただきました。


 発表後のクロージングアドレスでは、東洋大学の柏崎梢先生より、コロナ禍での海外での調査およびその分析結果について、対面形式で発表し、議論を深めることが出来たことの意義について締めくくりました。



 今年度の参加者は委員、発表者そして、一般参加者の合計50名程度でした。


 次回の2022年度は、会場は未定(予定・九州大学)ですが、今年度同様、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド方式での開催が想定されます。